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【キャッシュ編】アンサガRTAの見方~これさえ知ってればそれっぽいこと言えるアンサガRTA基礎知識8~

オッスオラわいなぎです。そろそろ挨拶のバリエーションが尽きそう、ヤバい。
というわけで今回と次回でアガレスルート、レオンルートの2つの打開方法があるキャッシュ編を2回に分けて解説していこうと・・・思ったのですがなんか1回に収まりそうなので1回で解説してしまいますノープラン。一体ルートによって進め方がどう違うのか見ていきましょう。

キャッシュ編あらすじ
遺物―――先史である黄金時代の遺産。世界に点在する七大脅威と同じく旧人類の文明の名残。形状こそ現人類の使うものと酷似しているが、それらに秘められた未知の力は現人類には扱いきれないものでもあった。

ここに一人の男がいた、名をキャッシュ。ガデイラの町の守護騎士団団長であるマクシミリアン・バーガンディの長男であり、彼もまた辺境を守護する騎士であった。ある日、キャッシュはガデイラの実家を訪れ父に騎士を辞めることを告げる。本来人々を守ることが役割であるはずの騎士が、今では傲慢な態度で人々を苦しめていることに疑念を抱いたからだ。
父から勘当され冒険者となったキャッシュだが彼にはある目的があった。その目的とは所有者を突如別空間に引きずり込み、強制的にバトルを行わせる呪いのガントレットの謎を解明することである。
ガントレットの起こす謎の敵とのバトルに勝利しながら冒険を続けるキャッシュ。しかし謎を解こうとするキャッシュの旅とは別のところで騎士団を意のままに操ろうと暗躍する影の姿があるのだった・・・。

△キャッシュ編デザイナーズノート。
「やあ、僕はキャッシュ、僕と一緒に冒険しよう!」

キャッシュ編(アガレスルート)の特徴
キャッシュ編はゲーム内時間15分ごとにガントレットバトルが発生します。ガントレットバトルはダンジョンの移動中のみ起こります。ガントレットバトルが起こるとキャッシュと敵の1VS1となりバトルに勝利するかキャッシュのLPが0になって敗北すると終了します。勝利すると次のガントレットバトルにはより強力な敵が出現しますが、敗北すると次も同じ敵とバトルをすることになります。バトルは10体目まで発生し8体撃破すると最終ダンジョンである「神船の錨」が出現します。この8体目の敵の名前が「アガレス」であるためこちらのルートは「アガレスルート」と呼ばれています。
またこのルートではガントレット待ちと呼ばれるアガレス出現まで何もせずにガントレットバトルを待つ、という時間があります。さらにガントレットバトルの発生時間はほとんどブレがないため最終ダンジョン突入のタイムが安定するのがアガレスルート最大の特徴です。

ガントレットバトル8体目の敵であるアガレス。LPが9もあり攻撃力も高いためキャッシュ一人で撃破するのはとても困難。ちなみにガントレットバトルが終了するとHPやLPはバトル開始前の状態に戻るが武器の耐久は減った状態で残る。あと敗北するとその戦闘で閃いた技はなかったことになる。

必要な準備(アガレスルート)
アガレスルートでは最終戦の準備と同時にかなりの強敵であるアガレスと戦うための準備をしつつ進むことになります。キャッシュ編ではシナリオを5個打開するごとに行ける町が増えるため、最低限の準備として弓を作成できるワンダの町が出る10個まではシナリオを打開するのが一般的です。その中で主に目的を持って行くことになるシナリオは以下の通りです。

・闘技場跡(ツォロフェロ)
高速ナブラを閃くことのできるモンスター「ミノトン」×3のいるシナリオであり、ガントレットバトルの待ち時間を潰せるため閃きつつ撃破するまでそれなりに時間がかかってもいいシナリオです。
ここでキャッシュが高速ナブラを閃くとその後のガントレットバトルがとてもスムーズに突破できます。というか高速ナブラがないとアガレスを倒すことができません。

△ミノトン3兄弟。攻撃力は大したことがないためこちらが閃くまでかなり粘ることができる。

・モンスター討伐隊(ロングシャンク)
ダンジョン内にいる固定魔族を4体倒すのが目的のシナリオでオーベルベンドが仲間になります。オーベルベンドはダマスクスの素材である鉄斧を持っているためダマスクスの斧でアガレスに挑むためには必須となるシナリオです。

・市長の悪夢&獅子王の財宝
売却価格の高い龍鱗の短剣が落ちているサブシナリオ「獅子王の財宝」は「市長の悪夢」を打開しなければ出現しません。そのため「市長の悪夢」のボスである獅子王を倒すことになります。獅子王はLPが9もあり攻撃性能がかなり高く、さらに射突属性への耐性がとても高い強敵なため高速ナブラがなければ撃破するのはやや困難です。あと獅子王戦に入るときの語りはとてもかっこいいため必見です。
龍鱗を売却したら弓素材や防具を買い漁ることになります。特にディフレクトなどのガードアビリティのついた武器は必須と言えます。

獅子王。閃きレベルと能力値以外はアンデッド種ランク10の武神とほぼ同じ性能という強敵。

買い物や改造、仲間集めなどの準備が終わったらガデイラのサブシナリオ「3つの鍵」でガントレットバトルを待つことになります。このときキャッシュが高速ナブラを閃いていなければこのダンジョンの固定敵であるサーベルタイガーで閃きを狙うことになります。

キャッシュ編(レオンルート)の特徴
もう1つのルートで最終ダンジョンに突入するには2つの条件があります。1つはシナリオ20個打開で出現するヴァフトームのレジナ・レオーヌ祭を見てその後自動で開始するシナリオ「バーガンディ候暗殺」を打開すること。もう1つはシナリオ打開数が5の倍数(25,30,35)に到達することです。
こちらの場合ラストダンジョンに出現する前座がアガレスルート時の「真人の戦闘メカ」ではなくキャッシュの弟である「レオン・バーガンディ」なためレオンルートと呼ばれています。なおアガレスルートとレオンルートの条件を同時に満たしている場合は後から満たした方が優先されます。
レオンルートRTAでは25個目までに「バーガンディ候暗殺」を打開かつシナリオ25個打開で最終ダンジョンに突入することになります。一見25個ものシナリオを打開するよりガントレットバトル8回をこなした方が早そうですが最速値はレオンルートに軍配が上がります。
当然こちらのルートでも進行中にガントレットバトルが起こりますが勝敗は特に関係ありません。

△アガレスルートでは下のメカのみだがレオンルートではレオンが騎乗する。なぜかレオンが乗った方がLPが5も低い(メカLP25、レオン20)

ブレやすいレオンルート
レオンルートは25個ものシナリオを打開しなければならないため運要素が強い側面もあります。そのため運が悪いとアガレスルートよりも遥かに時間がかかってしまいます。レオンルートの主な運要素は以下の通りです。

・鍵開け&身のこなし
ガデイラのサブシナリオ「3つの鍵」とラークバーンのサブシナリオ「枯れ井戸の底」では打開のために「鍵開け」パネルが必要になります。どちらもシナリオ数10個までの中では打開がそこそこ楽なサブシナリオのため、このパネルを早期に引ければワンダで弓を作成してから行きたいようなサブシナリオを後回しにすることができます。

身のこなしについてですが、キャッシュ編のキャラクターのうち初期パネルで身のこなしを所持しているのは終盤、シナリオ数20個目以降の「バーガンディ候暗殺」で加入するヒロユキのみです。そのため身のこなしがないことは序盤中盤のエンカ数が増えることやモンスターランクが上昇し1エンカの処理に必要以上に時間がかかってしまうことなどのタイムロスに繋がります。序盤のシナリオで身のこなしを引くことはレオンルート最大のアドバンテージであるとも言えます、祈りましょう。

・神のテーブル
ツォロフェロのサブシナリオである「神のテーブル」はジュディ編のような紙探しは発生せず、またボスである「ルフ」も高速ナブラの閃きが狙えるわりには弱いためかなり打開しやすいシナリオであると言えます。
このシナリオはゲーム序盤は発生しておらずシナリオを打開したりモンスターを撃破していくうちにシナリオランクが上昇することで出現します。特に前述の身のこなしを引くと全体のエンカ数が減るため24個目のシナリオ打開までに必要なシナリオランクに到達しないことがよくあります。そのためこれよりも長いサブシナリオに行かなければならなくなる、というタイムロスが問題となります。

△神のテーブルのボスである「ルフ」テールスイングによるスタンが厄介だがそれ以外はちょっと強い化石鳥程度の性能。

・砂漠
シナリオ打開数15個で出現するイスカンダリアでは「砂漠の蜃気楼」「砂漠縦断」の2つのサブシナリオを打開することになります。「砂漠の蜃気楼」はマップ移動中に出現する蜃気楼を追って△を描くように移動しオアシスを発見すると打開、「砂漠縦断」は砂嵐が晴れているときに南東に4回移動できれば打開となります。
この砂嵐は砂漠の中心マップで移動すると一定確率で吹き荒れます。このエフェクトが出てしまうとやり直しとなるため特に「砂漠縦断」ではエンカ数が増えて大幅なタイムロスとなります。砂嵐の発生は今のところ制御する方法が見つかっていないため運が悪いとシナリオ自体がタイムアップしてしまうなどということもあります、そうなると当然大幅なタイムロスとなります。
また砂嵐発生中に砂嵐が激しくなることがあり、その状態で移動すると高確率で砂親父(LP4)との強制戦闘となります。

△砂漠マップ。運が悪いとロスするタイムは5分や10分では収まらないことも・・・。

キャッシュ編の一般的な最終パーティ

キャッシュLP17 力資質2 技資質2(サブアタッカー)
ヴェントLP16 技資質2
ゴージュLP21 力資質5 技資質5(メインアタッカー)
プラティフィラムLP20 技資質3
ジョーゼフ LP7 技資質4
+(アガレスルート)
 ノース LP13 技資質3
 オーベルベンド LP9 技資質2
+(レオンルート)
 ノース LP13 技資質3 or オーベルベンド LP9 技資質2
 ヒロユキ LP14 技資質3

序盤2シナリオはキャッシュ、ヴェントの2人旅となります。彼らは技資質が低いためガデイラの初期ショップに売っている石槍のエイミング(必中)に頼ることになります。弓の改造が可能になる10シナリオ目までの複数の敵とのエンカに対しては4シナリオ目の「樹海」終了後に仲間になるジョーゼフの金術「ショック」を頼っていくことになるでしょう。
ジョーゼフはジュディ編ではスポット参戦のような扱いでしたがキャッシュ編ではその性能をフルに活かすことが出来ます。特筆すべきはマップアクション時の火行術「聖印」です。
マップでの聖印は「隣のマスにいるアンデッド・魔族を遠ざけ数マス先にいるアンデッド・魔族も足止めする」という性能です。不死者洞窟やエスカータ城などのアンデッド・魔族が多いダンジョンではエンカ数を大幅に減らすことができるため強力なタイム短縮要素となります。

△当然マップ聖印の成否もリールである。マップ聖印はステータス「魔」と「火」及びモンスターランクでリールの難度が変化する。

アタッカーから弓役まで大体のことはゴージュ神で事足ります。またアガレスルートではキャッシュが高速ナブラを閃いているためサブアタッカーとしてカオス・ルーラー第2形態や第3形態で使用することになります。
耐久面ではジョーゼフとオーベルベンドを除きパーティ全体のLPが高めなのが特徴です。しかしどちらも初期HPが高いためLP以上の耐久を見せてくれることでしょう。さらにレオンルートではパネル交換回数が最終ダンジョンのテトラフォースを含め26回もあるため、主人公のキャッシュや序盤から仲間になるヴェント、ゴージュなどのキャラクターの成長は相当なものになります。

大事故に繋がりやすいのはカオス・ルーラーの「プラズマシャワー」です。プラズマシャワーは全体にダメージ+麻痺の追加効果を持つ技のため多人数で戦闘していると全員麻痺ということもありえます。特にキャッシュ編はカオス・ルーラー戦で味方キャラクターのLPが尽きるとフリーズしやすいという最悪の特徴があります。そのため1回のプラズマシャワーから立て直そうとしてレスキューしたキャラクターのLPが尽きてフリーズ、などという流れもあります。このフリーズは大体3分ほど待てば復帰しますが、以降誰かのLPが尽きるたびに発生します。対策としてはディフレクト可能であるため全員にディフレクト武器を装備させて祈る、麻痺を治癒するためにジョーゼフの水術「ピュリファイ」を活用することや術具屋でピュリファイ付きの術具を購入しておくなどが挙げられます。


今回はここまでとします。次回はマイス編を解説します、お楽しみに。