さみだれていたもの

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【店・改造&パネル編】アンサガRTAの見方~これさえ知ってればそれっぽいこと言えるアンサガRTA基礎知識2~

はいどうもわいなぎです。
今回は基礎知識編その2ということで町でできるショップでの買い物と改造屋での武器改造、キャラクターの強さを左右するパネルについて解説していきます。

ショップ
アンサガのショップは電源投入からニューゲームで選択した主人公が最初にいる町のショップ以外全てランダムとなっています。

△ショップ画面。目利きや、あきんどなどのパネルを所持しているとそれぞれショップのラインナップを増やす、値切るなどの交渉が可能になる。

ショップのラインナップは街道マップを含むシナリオを踏破したときに更新されます。目当てのアイテムがショップに並んでいない場合には短いシナリオを踏破してショップのラインナップを更新する、という荒業もあります。
一部の街には通常のショップ以外にも術具屋というものがあり、各種術が使える装備が売っています。

△ショップに陳列されているアイテムには最大4つまでのアビリティが設定されている。同素材、同名のアイテムでもアビリティの数によって値段が異なる。前回の記事で出てきた一人時間差やでたらめ矢といったアビリティは2番目以降のアビリティとなるため、複数のアビリティのついた素材を買うのが望ましい(以降2アビ、3アビと表記)

RTAでは主に高速ナブラを撃つ斧用素材の鉄(鉄鉱石)、追加素材の木材、弓用素材の銅、ディフレクト系武器の素材、鎧等の防具などを購入することになります。

改造屋
ガデイラ・ロングシャンク・ヴァフトーム・ワンダの4箇所の街には改造屋というものが存在します。改造屋では武器や素材アイテムをベースに追加素材を消費し加えることで別種類の武器にしたり、ベースにした武器の耐久度を回復することができます。また、各街ごとに改造できる武器の種類は異なります。

△改造屋の画面。装飾品以外の頭防具・足防具・鎧はベースアイテム及び追加素材にはできない。(※記載が面倒なため以降改造できるものは『武器』に呼称を統一します)

各素材には『重量』が設定されており、別種類の武器に改造する場合にはベースアイテムの重量と追加素材の重量の組み合わせによって武器のアビリティが変化します。

△左:2アビ銅剣(重量6)+毛皮(重量3)で作成した金属弓 
 右:2アビ銅剣(重量6)+ヒノキ(重量1)で作成した金属弓

RTAではショップで購入した素材をでたらめ矢・連射の使える金属弓、ディフレクト付きの剣や杖、そして一人時間差のついたダマスクスの斧などを作成します。


ダマスクス1分(願望)クッキング●
①鉄or鉄鉱石、廃石、獣石(朱鳥、黄龍、白虎、玄武、蒼龍の各属性石)、大量の木材(雑木、ヒノキ、カシ、とねりこ)を用意します
②武器の種類はなんでもいいので鉄or鉄鉱石をベースに木材を追加していきます
③木材を追加すると鉄鉱石→鉄→鋼とベース素材が変化していきますが気にせず木材を追加し続けます
④そのうち鋼の武器性能(攻撃力)が奇数から偶数に変化します(15%で変化)
(弓の場合は偶数から奇数に変化します)
⑤廃石をベースに獣石を追加します(素材の廃石以外は短剣にしか改造できないので注意)
⑥先ほど作成した攻撃性能偶数の鋼をベースに⑤で作成した廃石を追加します
ダマスクス完成!やったね!

ダマスクスの作成は上記のような流れで行われます。なお15%を引くことができずに木材が尽きてしまった場合などは鋼の斧で進行する場合もあります。

また、改造屋で改造を行うと一定確率で武器のアビリティ数が増減します。アビリティ数の増減は改造物作成時のセリフで判断できます。
+1「会心の出来栄えだ!」
±0「なかなかの出来だ」
-1 「まあ、こんなものだろう...」

△まあこんを食らって一人時間差の消えてしまった斧。適当な素材を追加しまくることで会心を待つなどという事態も起こりうる。

パネルについて
パネル周りは若干複雑で筆者もどういった順番で書いていこうか迷ったため、パネル、資質、履歴、パネルの紹介、の4つに区切って解説していきたいと思います。

・パネル

アンサガは各キャラクターのパネルを交換していくことでステータスの強化を行います。
パネルの交換はシナリオを踏破したときに行うことができます。パネルにはレベル1~レベル5が設定されており、シナリオ内で強敵と遭遇したりレベルの高い宝箱を開けたりすると高レベルのパネルが出現しやすくなります(レベル1パネルから順に緑、青、桃、橙、黄で色分けされています)
また、各パネルには『能力基本値』と『五行基本値』が設定されており、パネルのレベル及びそれぞれの基本値が高いパネルほどステータスが高く上昇します。

△パネル交換画面。左上の4つのパネルの中から1つを選択して右側の7箇所のどこかに設置しなければならない。候補にあがる4つのパネルは後述の『履歴』によってある程度指向性を持たせられるが基本ランダム。また、魔道板というアイテムを取得すると上の列にストックされるがRTA的にはあまり関係がないので割愛。

同種のパネルを特定の並びで設置するとステータスにボーナスが加算されます。
真ん中を通るように3つ並べたものを『ライン』
外側に三角形に並べたものを『トライアングル』
外側で2個隣り合わせたものを『ジョイント』と呼びます。
いずれも同レベルのパネルで組むとさらにボーナスが加算されます。

・資質
アンサガの各キャラクターにはそれぞれ『能力資質』と『五行資質』が設定されています。それぞれ能力資質は『力、技、魔、心、体』五行資質『火、水、木、土、金』で、資質1~5の5段階で表されます。
これによって同じパネルを設置した場合でもキャラクターごとにステータスの上昇量が違ってきます。
なおRTAで重要な能力資質は斧の攻撃力に関わってくる『力』と短剣、弓の攻撃力及び命中率に関わってくる『技』のみです。

高速ナブラによるアタッカーも道中のエンカウントの処理もそれぞれの資質の高いキャラクターが担当するのが一般的となっています(例外あり)
例 力資質の高いアタッカー:ゴージュ、フランシス、エデル、イスカンダールなど
  技資質の高い短剣or弓役:ジュディ、アンリ、サファイアなど
※ノースやジョーゼフなどの術師キャラクターは術に対応した五行資質も重要。

△外の数字が資質。資質に近い場所ほどそのステータスが伸びるため、力を上げるなら上段に、技を上げるなら右に能力基本値が高いパネルを設置することになる。

・履歴
履歴はある1つの行動を1回使用、5回使用、20回使用(以下略)ごとにその行動に関するパネルが交換候補に現れやすくなる、というものです。
戦闘での行動選択やマップアクション(鍵開けや障害物越えなど)により蓄積されていきます。
なお戦闘では実際にそのリールを使用しなくても行動選択だけしていれば履歴にカウントされていきます。
RTAではアタッカーの体術履歴や身のこなし(後述)ツモのための聞き耳履歴などがよく見られます。

・パネルの紹介
RTAで主に登場するパネルや持っていると便利なパネルの紹介をしていきます。

△体術パネル
アタッカーにとっては一番重要なパネル群。パンチマークの書かれたパネルで、それぞれパンチ、キック、投げの3種類が存在する。
ジョイントやラインを組むと力にステータスボーナスがかかるため、アタッカーに体術ラインを組むことで高速ナブラの威力を上げるのが基本。
そのためRTAではアタッカーに体術履歴を積む、とにかく積む。


△武器パネル
短剣、剣、斧、杖、槍、弓、銃の7種類が存在する。パネルはそれぞれの武器のマーク。
体術パネルにはやや劣るが剣や槍は能力基本値がそこそこ高いため力や技の上がる場所に設置されることが多い。


△障害物越え
障害物を乗り越えることができるようになる探索系のパネル。このタイプは巻物パネルと呼ばれる。
ローラ編には障害物越えにより大幅なショートカットが可能となるシナリオがあるためプレイヤーは是が非でも欲しがることになる。


△身のこなし
補助系パネル、通称鍵パネルの1つ。
その性能は『エンカウント確率を[パネルレベル×10+20]%下げる』というもので、RTAにおける最大のキーパネル(鍵パネルだけに)しかしレアパネルの部類に入るため交換候補として見られることはやや稀。聞き耳など他の鍵パネルの履歴を積むことでやや引きやすくなる。
ジュディ編、アーミック編では初期パネルとして所持しているキャラクターが仲間にならず、キャッシュ編では後半にならないと加入しないためこのパネルを早期に引くかどうかが勝負を分けることも。


△外交
交渉系パネル。同じマスにいるモンスターと交渉してそのマスから立ち去ってもらうことができる。交渉はリールなので失敗すると襲われるが、成功すればエンカウント数を減らせるため一部シナリオで絶大な効果を発揮する。



というわけでここまで2回に渡ってシステム周りの基礎知識を解説してきました、いかがだったでしょうか?長かったでしょうか?(自覚あり)
次回はアンサガのラスボスである混沌の支配者『カオス・ルーラー』戦について解説していきます、お楽しみに。