さみだれていたもの

ニコニコとかTwitchでRTAをやっている人がブロマガから移転してきた感じのやつ

【ローラ編】アンサガRTAの見方~これさえ知ってればそれっぽいこと言えるアンサガRTA基礎知識5~

ボンソワール、わいなぎです。アンサガリレーの選手募集期日も迫り4日にはチーム決定枠の予定です、選手発表もその日に行う予定なので皆様お楽しみに。
そんなこんなで今回はローラ編です。ローラ編はアンサガRTAをやるうえでの基本的なことがひと通り学べるため、初めてアンサガRTAに触る人にオススメの主人公です。

ローラ編あらすじ
10年ほど前、海賊として暴れまわっていたローラは教師パブロと結婚し海賊を引退、ニバコリナの町で子供に読み書きを教えながら暮らしていた。ある日、ローラのもとに旅に出ていた夫の死の知らせが届く。
パブロの葬儀を終え茫然としていたその時、ローラは暴漢に追われる少年と出会う。助けた少年から話を聞くと、少年は何者かの襲撃により城を落ち延びたエスカータの王子アンリだという。なぜエスカータが襲われたのか、エスカータを襲ったのは何者なのか、何も分からないとアンリは語る。
しかしいつまでもニバコリナに留まっていてはまたいつ追っ手が差し向けられるか分からない。ローラはアンリの母が生まれた場所だというヴァフトームにアンリを送り届けることにした。夫を失ったローラと両親、そして国を失ったアンリ、やがて2人はエスカータ襲撃の謎に向き合っていくことになる。

△ローラ編デザイナーズノート。未亡人とかいう新しすぎる主人公。

RTAとしての特徴
ローラ編は序盤、中盤、終盤で分けられます。序盤は主に追っ手と戦いながら街道マップを越えていくことになります。中盤からはエスカータ王家に伝わるエレメンタルギアというアイテムを集めるために4つのダンジョンを攻略することになります。終盤はゲレイオス城の3連戦、ラストダンジョン、そして前座とカオス・ルーラーが待ち受けます。

初期から身のこなしと外交を持っていること、味方キャラクターのLP量の多さや資質の高さ、L3パネルの引きやすさ、取得できるアイテムの豊富さなどから一部を除き進行的にもステータス的にも装備面的にもあまり悩まされることがないのがローラ編です。そのため打開は全キャラクターでも1,2位を争う簡単さを誇ります。強いて欠点を上げるとすれば味方キャラクターの初期装備にダマスクスの素材となる鉄がないためショップ運が悪いと鉄が見つからないということです。

またローラ編はダグル・ボース城の戦いに勝利すると前座がバジル・ゲレイオスに、敗北するとダグル・ボースに分岐します。ゲレイオスルートはアンサガRTAでも1,2の過酷さを誇るため多くの場合ダグル・ボースルートを選択することになります。

△中盤のダンジョンである4つのエレメンタルギア。回る順番は水→金→土→木が一般的だがプレイヤーによっては違う選択も。

でたらめ矢と障害物越え
好タイムを狙う場合にとても重要になるのがでたらめ矢と障害物越えです。
ローラ編の序盤、ヴァフトームに着くまでの街道や船には固定敵として追っ手が配置されています。この追っ手たちはお供として複数体のモンスターを連れているため、それらを一掃するためにでたらめ矢が非常に効果的です。ローラ編はニバコリナの町から数えて2番目に弓改造を行うことのできるワンダの町があるためそこで改造を行います。ただし初期ショップ、初期装備を合わせて金属弓に改造できる武器は1アビの銅剣のみのため「会心」によるアビリティの引き出しやワンダのショップに2アビ以上の銅や鉛が売っていない場合はでたらめ矢を作成することができません。一応なくても追っ手を撃破することはできるのですが、あるとないとで撃破速度が段違いなためRTAではでたらめ矢を求めることになります。

障害物越えはヴァフトームを出発した後、エスカータ城で使用します。エスカータ城は城の入り口をスタートして遠回りをしながら書庫に辿り着きエレメンタルギアに関する書物を読破することで打開となるシナリオです。しかし障害物越えパネルを所持していると入り口の広間から右の障害物を越えることで書庫の前に出ることができます。そのためシナリオ打開にかかる時間が大幅な短縮となります。

特に記録狙いではこの2つが揃わなければ次に進めない、というほど重要なファクターとなります。それは一発勝負においても例外ではなく、この2つを引くことが並走やリレーにおける勝負の分かれ目となると言えます。

△左:追っ手戦はでたらめ矢があると段違いな加速となる。
 右:障害物越えがあれば1歩で書庫の前。大幅なショートカットが可能となる。

ゲレイオス3連戦
ゲーム終盤、ダグル・ボース城を打開(敗北含む)後ゲレイオス城に入ると後半の山場である3連戦に突入します。3連戦の内容はミノトン×4、龍、バジル・ゲレイオスとなります。
それぞれミノトン×4はでたらめ矢連発で突破できるため大した脅威ではなく、龍は高速ナブラの閃きポイントとなるためアタッカーのフランシスがここで閃きを狙うことになります。
問題となるのは3戦目のゲレイオスです。ゲレイオスはHPが8400、LPが15もあり、LPダメージの高い龍のあぎと、追加でスタン効果を持つ全体攻撃の尾撃、単体ダメージ+気絶・暗闇・毒のシャドーブレスなどを使用してくる強敵です。龍で高速ナブラを閃くことができなかった場合はゲレイオスで閃きを狙うことになりますが、怒涛の攻撃の前に敗北してしまう展開もなくはありません。恐らくリレーでローラ編を担当するプレイヤーはゲレイオス3連戦の前にセーブを入れることになるでしょう。

しかしそんなアンサガでも屈指の全滅ポイントであるゲレイオス3連戦も安定した突破方法があります、それはゲレイオスカットと呼ばれる方法です。ゲレイオスカットは直前のシナリオでタイムアップしているとゲレイオス戦が5ターンで強制タイムアップになるというテクニックです。戦闘での1人出しを5ターン継続して全員が倒れてもタイムアップ判定となるため安定して突破することができます。
ただしこのテクニックにはゲレイオス戦中に閃いた技は戦闘終了後に消えてしまうというデメリットが存在します。そのため龍で高速ナブラの閃きができなかった場合、前座戦まで閃き狙いを引きずることになってしまいます。

エスカータの重鎮バジル・ゲレイオス。タフなうえに尾撃のスタンやシャドーブレスの各種状態異常で長期戦になりやすい。ローラ編最大の鬼門といえる。そして行動のHOLD率がとても高い(右画像)

ローラ編の一般的な最終パーティ
ローラ      LP15 技資質1
アンリ      LP12 技資質4
フランシス    LP19 力資質4 技資質4(アタッカー)
アーミック    LP14 技資質2
ゾル・ヤニー  LP14 力資質5 技資質1
プラティフィラム LP20 技資質3
アンザン     LP22 技資質1
合計LP116

味方のLPがとにかく高いため最終戦の耐久力がとても高いのがローラ編の特徴です。技資質はアンリ、フランシス、プラティフィラムと最終メンバー外のミシェル、ジュディを除き1か2のキャラクターばかりですが高レベルのパネルが来やすいためそこまで気になることではありません。また補助術はローラが初期習得しているヒロイズムがあるため高速ナブラのダメージアップを狙うことができます。

ゾル・ヤニーは技資質が1の代わりに力資質が5と高く初期から体術パネルを2枚も所持しているというアタッカー向けのキャラクターです。ただしローラ編で高速ナブラを2人閃かせるのはなかなか厳しいため高い力資質を活かして槍を持たせ、また命中率の低さを補うために必中のエイミングを使用させる戦略もあります。

ジュディ編と同じくアタッカーが1人なためラストバトルでの負けパターンはフランシスが狙われすぎることです。しかし壁キャラクターのLPが軒並み高いため壁の2人運用がかなりやりやすくなっています。またブロマガその3にも掲載した通りダグル・ボースルートのカオス・ルーラー最終形態は引き継ぎ技である天・地・犬を使用してきません。そのため逆に行動回数が多く天・地・犬を使用してくる第3形態を瞬殺できるかどうかも勝利の鍵を握っています。
ただしダグル・ボースルートのカオス・ルーラー最終形態はHOLD率が高めに設定されているため、油断していると滅殺滅殺滅殺滅殺剣といった心臓に悪い連携をお目にかかってしまうこともあります。

今回はここまでです。次回はリレーの開幕であるあのキャラを予定しています、お楽しみに。