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【ジュディ編】アンサガRTAの見方~これさえ知ってればそれっぽいこと言えるアンサガRTA基礎知識4~

グーテナハト、わいなぎです。
今回から各主人公ごとのRTAでの注目ポイントについて解説していきます。初っ端となる今回は一番短く取っ付きやすいと評判のジュディ編です。本当に取っ付きやすいのか皆さんの目で確かめていただければと思います。

ジュディ編あらすじ

ジュディはサドボスの町の魔法屋(術具屋)の孫娘。10歳にして既に使い魔を3体も使いこなす天才児です。
家族に囲まれ平和に暮らしていたジュディでしたが、ある日オジイチャンの旧友(?)のクライドさんが訪ねてきて魔法でオジイチャンを鏡の中に閉じ込めてしまいます。そう、クライドさんはオジイチャンの魔法の研究を奪おうとやってきたのです。このままでは家族みんなが酷い目にあってしまう、というその時、クライドさんが魔法を使ったことによりオジイチャンの防衛術が発動、気が付くとジュディは家の外にいました。
ジュディが家に戻ると鏡の中のオジイチャンが何が起こったのかを教えてくれました。
オジイチャン曰く「あの術はとにかく適当にテレポートさせるのだが力が強いものほど遠くへ飛ばされる。わしは鏡の中から出られんからとにかくみんなを集めてきてくれ」とのこと。
こうしてジュディは鏡の中に閉じ込められたオジイチャンを助けるため各地に飛ばされてしまった家族を探す旅に出たのでした。

△ジュディ編デザイナーズノート。シナリオ上で超レアな魔導板が手に入るためある意味間違ってはいないが打開できるシナリオ数が決まっているため少し工夫が必要となる。

RTAとしての特徴
ジュディ編の特徴はアンサガRTAの中でも特に短い時間で打開することができる、という点です。ストーリーの本線となるシナリオの半分以上が町と町を繋ぐ街道マップなため1シナリオにかかる時間がとても短いです。また短いがゆえにモンスターのランクが上がりにくく、多くの敵を技資質5を誇るジュディの高威力の短剣や弓で処理することができます。そのためエンカウントはとりあえずジュディで処理!という思考停止戦法が非常に有効なため道中で悩まされることはほとんどないはずです。
しかし短いがゆえの欠点もあります。1つは戦闘回数が少ないためレベルの高いパネルが来にくくアタッカーの成長が十分なものになりにくいこと。もう1つは装備を整える資金の少なさです。強い防具が揃えにくいこともさることながら、改造屋で弓やディフレクト武器が「まあこん」を連打されてしまったときに他の素材を使った改造のやり直しができず十分な装備が整えられないということです。
そのためRTAとしては限られた資金や時間の中でどの程度の準備ができるかが大きな鍵を握ります。
道中の見どころとしては
・アタッカーの体術パネルや身のこなしパネルを引くことができるか
ダマスクス(黒鋼)の斧ができるか
・弓やディフレクト武器がいかに「まあこん」されないか
この3点になります。

△ゾマー~ワンダ間のパネル交換画面。中盤以降なのにL1パネルが並ぶため大きなステータスの上昇は見込めない。

最重要キャラクター・ゴージュ
ジュディ編で一番重要なキャラクターがゴージュです。ゴージュは初期ステータスこそ低く、設定も地方の村のボンボンの息子でチンピラというとても小悪党的なキャラクターです。
そんなゴージュですが「力」資質は5「技」資質も5、LPは21というアンサガ屈指の強キャラクターです。プレイヤーの間ではゴージュ神と呼ばれています。
さらにゴージュは2つ目のシナリオで仲間になるためその後の育成が非常にしやすいキャラクターでもあります。そのため体術履歴をたくさん積んで体術ラインや武器パネルなどで強化して、最終的には高速ナブラ役として活躍することになります。
しかしそこはアンサガ、パネルの交換候補になかなか体術パネルが現れないなどということも起こりうるため、もしかしたら「力」のとても低いゴージュが爆誕してしまうかもしれません。
ジュディ編のRTAはとにもかくにもこのゴージュの強さがそのまま打開確率に繋がってくるためゴージュの「力」をいくつまで上げられるかが勝負の分かれ目となります。

△初期ステータスのゴージュ。このままではただのチョイ悪オシャレ番長だがパネル交換を繰り返すと物凄く強いキャラクターとなる。

TORI
ジュディ編のラストダンジョンである神のテーブルでは13ターンごとに「飛来する妖しい氷の破片」というものが飛んできて強制的にリールが回転を始めます。
このときリール上の×か爆弾を押してしまうと「天界の鳥(通称TORI)」との強制バトルに突入します。このTORIはLPこそ2と低いもののHPが4400もあり、さらに回避率がとても高いため一筋縄では倒すことができません。そのためRTAではTORIに当たることが非常に痛いタイムロスとなってしまいます。
さらにこの「飛来する妖しい氷の破片」は一度TORIとバトルするごとにTORIの数も1体2体4体7体と増え、リールも×と爆弾の数が増え○を止めることが難しくなっていきます。特に4体や7体とのバトルではタイムやLPもさることながら武器の耐久も心配になってきます。
このTORIは一応高速ナブラの閃きも狙えるため、TORIが1体のときに閃いて以降リールミスをしなければ続く前座戦以降をスムーズに進めることができるようになります。

△最大数であるTORI7体、ある種のグロ画像。これを倒すと次回リールは1体に戻る。

前座と高速ナブラ
TORIのリールを抜けジョーゼフがパーティに加わるとラスボスの前座であるクライドとの戦闘になります。TORIで高速ナブラを閃けていない場合やTORIのリールを回避し続けた場合ここで高速ナブラの閃きを狙うことになります。
しかし
クライドはHP2200、LP13しかなく前座の中でも弱い部類に入るため閃く前に倒してしまうことが稀によくあります。
高速ナブラなしでカオス・ルーラー戦に突入するとやられる前にやることができなくなってしまうため持久戦になりがちです。そのため勝率は非常に低くなってしまいます。この場合、素直にジュディを単騎で出してわざと全滅することで最終セーブからやり直すという選択肢を取る場合もあります。
クライドの攻撃面は主に基本術を使用し、危険なものは魔印の麻痺、下僕たち(単体ダメージ+暗闇)、射撃(単体攻撃・LPがほぼ3削れる)となります。
長引くとLPをガリガリ削られてしまううえにタイムロスにも繋がるため、プレイヤーは早期に高速ナブラを閃く展開を祈ることになります。

△吸血鬼となって若返ったクライド・ブラックストーム。禁術よりも銃による射撃の方が痛い攻撃なため禁銃とも呼ばれる。

ジュディ編の一般的な最終パーティ
ジュディ  LP10 技資質5
キャッシュ LP17 技資質2
ゴージュ  LP21 力資質5 技資質5(アタッカー)
ロイ    LP20 技資質3
トマス   LP19 技資質4
レベッカ  LP11 技資質2
ジョーゼフ LP 7 技資質4
合計LP105

ジョーゼフがラスボスの前座戦で加入するためラストダンジョンは6人での突入となります。メンバーとしてはキャッシュ、ロイ、トマスとラスボス戦の壁となるキャラクターのLPが豊富でアタッカーのゴージュのLPも21と豊富です。しかし成長機会が少なくHPがあまり伸びていないためLPを削られやすくなっています。
その一方でレベッカとジョーゼフはLPが低い代わりに初期HPが400を超えているためLPが削られにくいキャラクターです。また補助術もビルドアップ、ピュリファイ、ウエポン・アーマーブレスと豊富なためラスボス戦での味方の強化は行いやすい部類に入ります。
アタッカーがゴージュ1人なためラストバトルでの負けパターンの多くはゴージュが狙われすぎることです。そのため常に壁となるキャラクターを2人以上出してゴージュに攻撃が飛んできにくいように配慮する必要があります。


今回はここまでとします。次回のキャラクターもお楽しみに。